いよいよ長かったこの南米釣り旅もこれにて終焉を迎えます。
今後は小ネタを織り交ぜつつ、海外ドシロウトが学んだことなど
皆様のお役に立てる情報などを発信していく予定です。
では・・本編です。
もう離陸1時間前だ・・。
急いでチケットの受付へ向かう。
「お客様・・大変申し訳ございませんが、この便は現在飛んでおりません。」
・・・?
は??今なんと??「ですから・・」
おいおいおいおいおいおい!!ちょっと待てぇ!!ってことはなんだ!!日本へ帰れないって言うのか??
「いえ・・ルートが変更してしまいますが、帰ることは出来ます。
ただ出発時間が遅くなってしまいますが大丈夫でしょうか?」
大丈夫ですよ。でルートはどうなってるんですか??
「当初はサンパウロから米国アトランタへ向かい、
そこからシアトルへ、その後日本の関西空港へ到着だと思います。」
そうだよ・・。
「それが変更してサンパウロから米国シアトルへ、そこから一度ハワイへ降ります。
ここで1泊して頂き、関西空港ではなく成田空港に到着する便になります。」
な・・ハワイ~??いやいやなんで1泊しないとダメなんだ!それに成田って遠いよ・・。
他のルートはないんですか??
「調べてみますね。」
「・・・ございました。サンパウロから米国デトロイトへ、そこからシアトルへ寄り、
名古屋の中部空港に到着する便ですね。」
関西空港へ降りる便はないんだ??
「そうですね・・。これが一番宜しいかと・・。」
じゃあそれでいいよ・・。
海外の航空券を購入する上で一番重要なのはどの旅行会社にするか?
これに尽きる。
行きはのんびりする間もなく乗り継ぎ、帰りは勝手なキャンセル。
今回でよく分かったよ。
なので皆さんも旅行会社は吟味しましょうね・・。
南米最後の飲み物はコカ。
コーラというより短くコカと呼んでいる。
またクリスマスということもあり、パッケージが洒落ていた。
1時間半ほど待ってようやく機内へ。
長い長い滑走路を走ると、機体が地を離れた。
いろんな出会いがあった。
魚との出会いは勿論のこと、人との出会いは僕を前へ進ませてくれた。
サンパウロの街はあっという間に小さくキラキラと光り輝く。
さらば・・ブラジルよ。小学5年生の頃に図工で時計を作ることになった。
時計の機械部はあらかじめ用意されていて
四角い木材を好きな形に切り、色を付けるというものだ。
皆、どんなカタチにしようか悩んでいる。
僕は悩むこともなかった。
真ん中には南米大陸、その周りには魚たちが・・。
頭の中では既に完成していた。
南米大陸は緑一色、周りは全て海の青。
地図を模写して丁寧に彫った。
絵には自信がない・・。
簡単そうな魚しか描けそうになかった。
ブラックアロワナ。水の色はネグロ河のブラックウォーターをイメージ。
ポルカドット・スティングレイ。
スポッテッド・ガーにロイヤルナイフ。
描き易さだけで全く関係ないのに描いてしまった笑
あとはピライーバ、ディスカス、ピラーニャ。
ほんと絵心ないなぁ笑
あの頃いつか・・と夢に見ていた自分がブラジルで釣り旅をして
今その南米大陸を去ろうとしている。
アマゾンは僕の想像など遥かに越えた驚きに満ちていた。
けどまだまだ見てない場所、魚は無限に近いほど溢れている。
だから僕は一生掛けてそれを探したいんだ。
もう平坦な道には戻れない。
僕はデコボコに曲がりくねった道を行く。
夢は実現したら終わりじゃない。
そこからが新しいスタート。
もうスタートは切った。
さぁ!次の旅へ向けて前に進むんだ!!第1回目 南米釣り旅 完。
スポンサーサイト
全て興味深く読ませていただきました。
最後まで大変でしたね。
日本からブラジルへの直行便は無いんでしょうか?
乗り継ぎだらけで、飛行時間だけでもかなりのものですね。